【出演】
大谷昭宏(ジャーナリスト)
1945年生まれのジャーナリスト。68年に読売新聞大阪本社に入社。大阪万博のあった70年から3年近く、西成区を受け持つ「動物園記者クラブ(通称)」に所属。何度も暴動を取材する。その後、異例の長さで大阪府警捜査1課を担当した。上司だった黒田清氏と87年に退社し、大阪市北区に事務所を置いて活動、現在に至る。釜ケ崎で昨年12月、ホームレスの強制退去を取材した。「ひるおび」などの番組でコメンテーターを務めている。
國友公司(ルポライター)
1992年生まれのルポライター。筑波大在学中に水商売のアルバイトや海外放浪をしながらライターとしても活動。就職活動は早々に放り投げ、7年かけて大学を卒業した2018年春、釜ケ崎で暮らしてルポを書くことに。78日間に及んだ潜入体験記「ルポ西成」(彩図社)で出版デビュー。この本を原案とした漫画「西成ユートピア」(新潮社)では、ビクビクしっぱなしの主人公「國やん」として登場する。歌舞伎町や寿町といったディープな街に住み、ルポを書くスタイルが定着した
【イベント概要】
「日本三大ドヤ街」の一つで、全国最大の日雇い労働市場があると言われる大阪市西成区の釜ケ崎。YouTubeなどでは「治安が悪い街」として紹介されることも多い。
そんな釜ケ崎に深く「潜入」した人がいる。
ジャーナリストの大谷昭宏さんは、読売新聞記者時代の1972年、「日当1900円」の日雇い労働の現場に潜入した。当時27歳。劣悪な労働環境と背景を明かす記事を書いた。
またルポライターの國友公司さんは2018年、釜ケ崎に78日間滞在した。当時25歳。現地での体験を書いた書籍『ルポ西成』は7万部を記録した。
そんな2人の潜入秘話インタビューも収録した、朝日新聞記者による書籍『西成DEEPインサイド』(朝日新聞出版)が先日発売され、話題を呼んでいる。
西成はどう変わってきたのか。そしてどこに向かっていくのか?
2人の「西成DEEP潜入トーク」に、ぜひご期待ください!